心拍センサ―+iPadで複数人の心拍数をリアルタイムに表示&記録する「BPAT HeartRate(ビーパット・ハートレート)」


BPAT HeartRate

BPAT HeartRate(ビーパット・ハートレート)では、複数の選手の心拍数の変動をリアルタイムにiPadで確認できます。
必要なのは心拍センサ―とiPadだけというお手軽なソリューション。
最大心拍数に対する心拍ゾーンごとに選手の表示の色が変わるので、現在の負荷の状況が一目でわかります。
モニタリングしている心拍数は記録もできるので、後から分析に用いることも可能です。
練習中や試合中の心拍数を確認することで、ロードマネジメント(負荷管理)が可能となり、ケガの予防や効果的なトレーニング計画の策定などに活用できます。
リアルタイムのモニタリングでは、複数選手を一覧で見ることも、個人別に変動の詳細を見ることも可能です。


複数人を同時にリアルタイム・モニタリング


BPAT HeartRate - グループ表示画面

BPAT HeartRate - グループ表示画面


複数人から無線で飛んでくる心拍データは、BPAT HeartRateであらかじめ設定された振り分けに沿って、自動的に集約されます。
最大心拍数を設定しておくことにより、ゾーン表示がカラフルに、かつ、リアルタイムに行われます。
心肺の負荷状況を確認することで、選手本人にとっても、指導者/トレーナーにとっても、安全で安心な環境下でトレーニングやゲームを行うことが可能となります。

屋内競技では、大画面へiPadアプリケーションの出力し、選手もコーチもリアルタイムに見ながらトレーニングを行われているケースが非常に増えています!
(大画面への出力には、HDMIケーブルを接続できるアダプター、または、Apple TV にて簡単にミラーリング出力を行うことができます)


Polar社センサーを持っていれば、すぐに始められます。モニタリングだけであれば無料!!


BPAT HeartRateは、Polar社製の心拍数センサー「Verity Sense」「H10」に対応しています。
体育館サイズのフィールドで、選手全員を問題なく計測し、データ受信できる無線の距離性能は、他には類を見ない有用性をもった心拍センサーです。

標準のベルトは伸縮性があり、強力なLEDで収集される信号は、上腕や下腿でも脈拍数の計測が可能です。
様々な競技での実績もあり、安心して使用することができるセンサーです。


<複数人同時モニタリングだけであれば無料で始められます>
上記のセンサーをお持ちの場合、複数人同時モニタリングは無料で始めることができます。
14日間分のデータは、アプリケーション内に保存されます。
(永続的なデータ保存、クラウドへのアップロードは、アプリケーションライセンスが必要となります)



区間分析機能(区間分け)


スポーツの映像分析において、"タギング"の重要性を理解しているスポーツセンシングでは、心拍計測データの区間分けが重要であると考えます。
例えば、あるトレーニング内容だけの結果を確認したいことがあるかもしれません。
また、そのトレーニングメニューをシーズンの前半と後半で比較したくなることがるかもしれません。

そこで、BPAT HeartRateでは、リアルタイムモニタリング中に、区間分けのイベントマーカーを記録することができるようになっています。
もちろん測定後、保存されたデータに対して、区間分けを設定することもできます。


主な機能と特徴


チームスポーツでリアルタイムで可視化

個別データ詳細表示

区間分割機能


あらゆる競技において、トレーニング中でも、ゲーム(試合)中でも、有酸素能力の状態や緊張等のメンタル状態を把握できることはとても需要です。
心拍数をモニタリングし続けることで見えてくる、新たな知見獲得を支援します。

・ウォーミングアップは十分に行えているか?
・想定している強度でトレーニングできているのか?
・休憩時に心拍数は回復しているか?


一括モニタリング表示画面において、個々の選手の領域をクリックすれば、測定時間中全体の変動を見ることが可能です。
表示はゾーンニングされており、トレーニングや試合を、どのような強度でこなしたか。
すぐに把握することが可能です。


計測された時間(セッション)内を、区間に分割することができます。

例えば、ウォーミングアップ、基礎トレーニング、戦術練習など、トレーニング内容ごとに区間を分けたり。
実際に試合を想定した練習の場合、試合と同様の強度でトレーニングを行えているかどうか。

様々な観点で、区間分割しか結果を確認することは有用です。


グループメンバー管理

主観評価の入力機能とACWR


データエクスポート機能


アプリケーションに登録されたメンバーは、タグを用いて、グループに分けた管理することが可能です。

・AチームとBチーム、
・フォワードとディフェンス
・ケガ(リハビリ中)

一覧で確認したいグループを複数作成して、効率的なチーム管理を行っていくことができます。


各個人の各測定データ(セッションデータ)に対して、RPE(Rate of Perceived Exertions、主観的運動強度)を入力することができます。
区間分割機能とRPE値を併せれば、sRPE(セッションRPE)を算出することができます。

負荷を管理し、コントロールしながらシーズンのトレーニングを調整していくことは重要です。
BPAT HeartRateは、負荷の管理が容易になるよう、設計を行いました。

CLOUDライセンスの場合、ACWR(Acute Chronic Workload Ratio)を算出し、負荷管理を行うことができます。


CLOUDライセンスの場合、測定されたデータをCSV形式でエクスポートすることができるようになります。
計測されたデータを独自手法で分析したい場合などに有用です。


対応センサー



ギャラリー


トップ画面


複数人モニタリング ~ 16Player表示


セッション / タグ入力 / コメント


区間の個人詳細


複数人モニタリング ~ 詳細表示


カレンダー / 履歴管理 / タグフィルタリング


複数人モニタリング ~ 大画面用シンプル表示


複数人モニタリング ~ 大画面用シンプル表示(4人)


複数人モニタリング ~ 大画面用シンプル表示(8人)


区間のチーム集計


お客様各位

時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
弊社は、下記の通り冬季休業となりますので、ご連絡申し上げます。


              記
夏季休業期間  令和5年12月30日から令和6年1月3日まで

                          以上

お客様にはご不便をおかけいたしますが、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。



概要


前章まではヤコビ行列の数学的背景を中心に述べた.身体運動におけるヤコビ行列は,手先速度と関節速度間の関係を記述することで,速度レベルでの運動の(座標)変換を担う.これは冗長自由度を論じるベルンシュタイン問題にも関係する.一方,ヤコビ行列は速度のみならず力の伝達や変換の役割も担うことができ,実はベルンシュタイン問題は議論を運動学から力学に転換すれば解消する.これらの議論は,次章以降で述べるの手先力と関節に作用するトルク間の静力学関係へ発展し,議論されるが,本章では数理的な議論の展開を中心に述べるにとどまる.しかし,身体運動にとって地味に重要な内容が散りばめられているので,注意深く読んでいただけたらと思う.

目次

  • はじめに
  • 身体構造とヤコビ行列
    • 2リンク平面モデル
    • 逆行列と特異点(特異姿勢)
    • 2リンクモデルのヤコビ行列の逆行列と行列式
    • 3リンク平面モデル
    • 冗長性と逆運動学
  • おわりに
  • 補足
    • 補足1:特異性
    • 補足2:行列式
  • 参考文献

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動かして学ぶバイオメカニクス #28 〜ヤコビ行列#2



概要


おそらくロボティクスの講義ではヤコビ行列について学ぶ機会があるだろう.ロボットにおいて,これは足先や手先と各関節間の運動学的・静力学的関係を記述する関数行列を意味する.一方,バイオメカニクスを専攻してもヤコビ行列を学ぶことはないかもしれない.しかし,身体運動の意味を考える上で実は必須の概念で,ヤコビ行列は身体運動(ロボットでも)において,全身の姿勢の意味を抽象的に議論する上では欠かせない数理的な道具だ.身体運動においてそこには多くの意味があるが,その中でも最も重要な意味をあえて取り上げるならば,それは身体全体のてこ比(モーメントアームの外積)をまとめて行列に記述していることだろう.ヤコビ行列を数理的に理解するためには,線形代数(行列,外積)と微分のごく基礎が理解できていれば難しくないので,ここでぜひ理解を深めていただきたい.物理的意味を理解しただけでも,面倒な計測や計算を行わずにヒトの運動を観察しただけで姿勢の良し悪しが判断できるなど,バイオメカニクスだけでなく,トレーニングや理学療法に携わる方にはメリットは多分にあるだろう.何回かにかけて丁寧に話を進める

目次

  • はじめに
  • 数学におけるヤコビ行列の意味
    • 多次元のヤコビ行列
  • 例題:平面運動
    • 極座標で表現した平面運動
    • 円運動の例
    • 法線方向の運動
    • ヤコビ行列の幾何学的意味
  • おわりに
  • 補足
    • 補足1:全微分と偏微分
  • 参考文献

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動かして学ぶバイオメカニクス #27 〜ヤコビ行列#1



概要


習熟した全身運動では道具が身体化されるという議論もある.一般に道具がパフォーマンスの最終出力位置に近く,道具の慣性は身体運動に強く拘束することが多い.そのような身体運動の力学計算では,身体の質量や慣性モーメントだけでなく,バットやクラブなどの道具のパラメータが必要である.ところが,身体の質量や慣性モーメントなどのパラメータを推定するモデルはこれまで示してきたが,道具の慣性モーメントは未知のときが多く自分で計測するしかない.そこで,ここでは慣性モーメントを計測する方法と原理について述べる.

目次

  • はじめに
  • 振動の力学
    • 単振り子
    • 単振り子の運動方程式
    • 単振動
    • 物理振り子
    • 二本つり振り子
    • 平行軸の定理の利用
    • 例:ボールの慣性モーメント計測
  • 例題
    • 慣性モーメントの推定の実際
  • 追記(230713):計測の実際と注意点
    • 振動周期の計算例
    • JABAボールの慣性モーメント
  • 補足
    • 補足1:単振り子の運動方程式
  • 解答例:ボールの慣性モーメント
  • 参考文献

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動かして学ぶバイオメカニクス #26 〜道具の慣性モーメント計測〜