導電電極

導電ゴム電極


導電性ゴムを用いた電極。DSPワイヤレス筋電センサ(湿式)や、DSPワイヤレスECGロガーなどに使用することができます。
ディスポ電極に比べて、設置面積が極小であるため、これまで計測しづらかった部位の計測が可能となります。


主な特徴


超小型


繰り返し使用可能


スナップ付き


筋電計測を行う際に、電極の大きさによる制約は大きいものでした。
導電ゴム電極は、小型/省面積であるため、これまで難しかった表情筋や、噛みしめ時の筋電計測などが行いやすくなります。


使い捨てとなるディスポ電極に対し、導電ゴム電極は、メンテナンスが容易で、繰り返し使用が可能です。


互換性のあるスナップが付いていることで、既存のデバイスにそのまま取付が可能です。


仕様詳細


製品名導電ゴム電極(5個入/袋)
型番SS-SCR00S
電極サイズ(L x W mm)Φ10

製品一覧


ディスポーサブル電極

ディスポーサブル電極


小型ディスポーサブル電極

小型ディスポーサブル電極


生体信号計測を行う際に、標準的に使用されるディスポーサブル電極です。


主な特徴


選べる2サイズ


低ノイズ


スナップ付き


標準的なサイズと、小型の2サイズをご用意。
用途と取付部位によって、適宜、ご選択いただくことが可能です。


互換性のあるスナップが付いていることで、既存のデバイスにそのまま取付が可能です。


仕様詳細


製品名ディスポーサブル電極(50個入/袋)小型ディスポーサブル電極(25個入/袋)
型番SS-SUP00SSS-SUN00S
電極サイズ(L x W mm)mm x mmmm x mm

製品一覧





2021年8月9日~8月13日は夏季休業とさせていただきます。
お客様にはご不便をおかけいたしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます。


座標変換

モーションセンサ(以後,MSと呼ぶ)が計測する加速度信号,角速度信号は,MSに固定されたローカル座標系の信号です.例えば,センサを水平に置くと(Z軸を鉛直方向にすると),センサのZ方向にだけ1Gの加速度が計測されます.その状態から,センサをゆっくり傾けると,センサには重力加速度だけが検出されますが,XYZ各軸に重力加速度の成分が検出されます.このように当たり前ですが,センサはセンサに固定されたセンサ(ローカル)座標系の情報を計測します.

一方,絶対座標系で加速度を観察すると,重力加速度は常に鉛直下向きです.運動の解析では絶対座標系の加速度情報が必要とされることも多々あり,そのためにはセンサ(ローカル)座標系の加速度を絶対座標計へ座標変換する必要があります.


図1:加速度信号(重力加速度)のセンサ座標系への分配


注意点:MSの加速度信号の符号


モーションセンサ(以後,MS)は3次元の姿勢推定を行い,オフラインでは単位クォータニオンをCSVファイルに出力し,オイラー角にも変換できます.オンラインで図1のようなアプリで3D表示したり,クォータニオンを出力することもできます(独自アプリケーション開発には、別途、SDKが必要となります).

ここで述べる「3次元の姿勢(角度)」とは,剛体(変形しない形のある物体)にXYZの直交する座標系を定義して,その座標軸の各方向を示しています.

3次元の姿勢表現の基本は回転行列で,その他に単位クォータニオンオイラー角などがあります.詳細については「モーションセンサを使用した角度の算出方法 その1」「モーションセンサを使用した角度の算出方法 その2」をご参照ください.


図1:姿勢角度表示アプリ


姿勢推定の概要

単位クォータニオンはMSに含まれるジャイロセンサによって計測される角速度を積分することで計算できます.計算式は「クォータニオンと角速度」をご参照ください.

なお,引用したページで述べているオイラーパラメータは,このページで述べている単位クォータニオンに相当しますが,このオイラーパラメータとは,大きさを1に正規化したクォータニオンを指しています(「クォータニオン3:ロドリゲスの式からクォータニオンへ」をご参照ください.なお,ページごとにクォータニオン関連の表現方法が,統一的ではないことお詫びいたします.順次,訂正いたします).