動かして学ぶバイオメカニクス#13 〜全身の力学解析(補足)〜
概要
前章でコードを全て示した.ここでは,第11章と第12章を振り返りながら,力学計算とコードについて補足する
目次
- オイラーの運動方程式の解法
- 座標変換
- 慣性力
- 力のモーメント
- 関節に作用するトルク
- 床反力
- 補足
- 補足1:それでもバターワースフィルタを使いますか?
- 補足2:それでもCOPを使いますか?
- 最後に
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動かして学ぶバイオメカニクス#13 〜全身の力学解析(補足)〜
前章でコードを全て示した.ここでは,第11章と第12章を振り返りながら,力学計算とコードについて補足する
動かして学ぶバイオメカニクス#13 〜全身の力学解析(補足)〜
このシリーズの目的を「関節に作用するトルクを計算すること」としたことを反省している.その計算コードの構築を通して,身体の力学の物理的意味を理解することと述べておけばよかった.いずれにせよ,オイラーの運動方程式を解きニュートン・オイラー法で並進力と回転力を計算する準備が整った.本章では,それをコードに落とす.このシリーズは,これで終わりではないが,一つの大きな区切りを迎えた.このPythonコードを正しく使いこなすには,あくまでもこれまで述べてきた内容の物理的・幾何学的意味,アルゴリズムの理解が不可欠である.しかし,コードの説明が不足していたと思われるが,お許し頂きたい.今後,過去にさかのぼって補足をしておくかもしれない.
動かして学ぶバイオメカニクス#12 〜全身の力学解析(コード編)
このシリーズので目標は,関節に作用するトルクを計算することであったが,この章で,オイラーの運動方程式を解きニュートン・オイラー法で並進力と回転力を計算する準備が整う.ここでは,フォースプレートによる外力の計測も考慮し,身体の多関節構造を考えた全身の回転の運動方程式を完成させる.
動かして学ぶバイオメカニクス#11 〜全身のオイラーの運動方程式〜
オイラーの運動方程式の計算においては,前回の姿勢角度行列から角速度ベクトルを計算し,慣性モーメントとその角速度ベクトルから慣性力を計算することになる.角速度ベクトルの計算自体は簡単であるが,ここではその幾何学的意味を考える.
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