スポーツ分野向け計測機器/映像機器の開発・製造・販売を手がける株式会社スポーツセンシング(本社:福岡県福岡市、代表取締役:澤田泰輔)は、株式会社しくみデザイン(本社:福岡県福岡市、代表 中村俊介(芸術工学博士))と共同開発した『SPOCOMM』(名称:スポコム)を、2018年9月下旬に販売を開始します。



SPOCOMMとは


SPOCOMMはコンパクトな専用サーバーと、付属する複数台のスマートフォンからなる新基軸のスポーツコミュニケーションシステムです。従来のスポーツ向けコミュニケーションシステム同様の音声の一斉送信はもちろん、画像や手描きイラストなどの送信も可能です。スポーツ競技向けタイマーや、チーム全員が計測可能な心拍センサなど、SPOCOMMはスポーツにおける様々な機器との連携も可能です。詳細や導入方法については、後日公開されるスポーツセンシングの公式サイトをご覧ください。


『SPOCOMM』開発の背景


スポーツ分野では選手が最大のパフォーマンスを発揮できるよう、トレーニングの段階から様々な分野のスタッフが関わり、それぞれが連携をとる必要があります。またスポーツ大会の運営にも多くのスタッフが関わります。現在はそのような現場において、トランシーバーを用いた音声通信が主なコミュニケーション手段として用いられていますが、従来のトランシーバーでは聞き逃しが生じたり、コミュニケーションロスによる冗長な通話が生じていました。

近年、試合中におけるスタンドとベンチのコミュニケーションなど、リアルタイムに行われるコミュニケーションの需要が増しています。専用に作られていないアプリケーションの利用ではスポーツトレーニングの現場での需要に応えることができず、スポーツセンシング社の多くのお客様からご要望いただいていたニーズを満たすコミュニケーションシステムを開発にするに至りました。



『SPOCOMM』の特長


チームのコミュニケーションの密度を高めることは、幅広いスポーツの現場でチーム運営や競技力の向上に不可欠です。上記の開発背景を踏まえて、SPOCOMMはタッチインターフェースを活かしたスポーツコミュニケーション手段を提供します。一斉音声配信はもちろん、画像や手描きイラストを用いたビジュアルコミュニケーションが可能となります。株式会社スポーツセンシングが手掛けてきた心拍センサや加速度センサをはじめとする無線センサデバイスや、スポーツタイマーなどとの連携も行えるようになります。これにより、チーム運営からゲーム分析(戦術分析)まで、スポーツにおける幅広い用途に対して、明確にゴールやストラテジーを共有することが可能です。

また専用サーバーと専用スマートフォンを組み合わせたオールインワンパッケージを提供することで煩雑な設定等の作業が不要となり、携帯電話回線や会場の無線LAN環境に依存することなく安定した通信環境で利用することが可能です。SPOCOMMはこれまで多くのスポーツの現場を計測技術で支えてきた株式会社スポーツセンシングと、国内外で多くのコミュニケーション分野による実績を持つ株式会社しくみデザインのシナジーを最大限に活かすことで実現しました。


企画・販売:スポーツセンシング、技術提供:しくみデザイン株式会社
9月下旬 販売開始予定(オープンプライス)



株式会社しくみデザインについて

「みんなを笑顔にするしくみをデザインする」という企業理念の下、2005年に、現代表中村俊介が設立。ユーザー参加型コンテンツのパイオニアとして、1,000件以上の実績数を誇る。米インテル社主催の世界的コンテストでのグランプリなど、国内外での受賞多数。2017年7月に世界中の子どもたちがクリエイティブになる方法と環境を研究・実践する「クリエイティブ教育ラボ(EduCreative Lab)」を立ち上げるなど、子供向けのクリエイティブ教育にも力を入れている。


コーポレートサイト


http://www.shikumi.co.jp/


【本リリースに関するお問い合わせ先】

株式会社スポーツセンシング 営業部へお問い合わせください。


シェアする